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小学6年生算数をするときの目標の決め方

5年生で、円や割合などの単元を習ったあと、いよいよ小学6年の学習に入ります。

中学受験を意識しない場合、やはり基本は計算ということになりますが、6年生では、中学数学の内容を意識して取り組むことが大切です。当ブログの中学生向け記事を読んでから取り組むことも参考になると思いますが、最低限、分数の計算や速さ、割合の基本概念はマスターしておきたいところです。

理想は、6年生の1月頃から中学数学の導入を進めることです。ただ、あわてて、小学校の算数が完璧でもないのに、方程式の計算などさせる必要はありません。ただ、数学を見据えて目標を立てましょう。

中学の内容を前倒しで教えるときの注意点

よく、前倒し教育が良いと考え、正負の計算はもちろん、方程式をどんどん導入する家庭や、塾がありますが、私は、塾講師の経験上、あまりお勧めできません。特に算数を得意とする子供には必要ないと考えています。逆に算数が苦手で、今後苦労しそうな子供には、早くから正負の計算を体で覚えるよう訓練することを進めています。正負の計算で躓くと、そこからの中学数学は地獄です。しかし、算数が比較的に得意、好きと感じている子供の場合、正負の計算はなんなくこなします。おそらく、その次に躓く可能性が高いのは、文字式の文章題、方程式の文章題で、文章題が得意な人は、その次の比例反比例まではスムーズにいくはずです。

つまり、算数が得意な生徒も苦手な生徒も、小学算数で習う、文章題、特に、速さ、割合、比の単元は、難易度の高い問題まで習熟しておくことが理想です。そして、分数を使った比や割合の単元は苦手にする子が多く、ここに苦手意識を持たない子供は、おそらく中学になっても数学を好きになるでしょう。

ただ、この単元の問題の難易度は、基本と発展でかなりの差があり、苦手な子は基本を大切にして、概念を繰り返し練習することで、あとの成長を待ってから、つまり中学校になってからもう一度、考え方を説明してあげましょう。成長には個人差があるため、理解できない子には理解できません。あきらめず、生活の中でわからせる努力をすることが理想です。

中学数学を意識した学習ポイント
算数が得意な子は文章題の難題にたくさん挑戦させる。苦手な子は基本的な考え方を重視して早めに正負の計算にとりかかる

中学準備を意識して特に力を入れたい単元

複雑な分数の計算もできるようにしておく

まず、確実にマスターしておきたいのは、分数の計算です。帯分数仮分数の違いは中学数学では意識しなくてよくなりますが、その計算方法、分数の扱い方には習熟しておくほど今後助かります。特に算数が苦手な人は、繰り返し、通分や約分、数が大きい分数の扱いにも慣れておきたいところです。逆に中学になると、小数の登場回数が大きく減ります。もちろん基本はマスターしておきたいところですが、そこまでこだわらなくて大丈夫です。

速さの文章題

速さの問題は、基本ができたなと思ったら、文章題をたくさん解かせましょう。ある程度パターンが決まっていますので、それらのパターンをすべて網羅することが理想です。同じパターンが中学でも出てきます。

(このパターンについての記述は後日記事にしてアップする予定です)

よくある単位変換の問題は、さほど中学では重要視されません。それよりも、分数を上手く使って、分を時間に変えたり、距離の単位を変えることを自由自在にできるようにしておきましょう。教科書や学校の宿題だけでは問題数が足りないので、他の文章題と合わせて、問題集を独自購入して量を解いておきたいところです。

(おすすめの問題集も後日アップします)

分数 割合 比 の問題は親戚同士で、ここが重要

割合は5年生で習う単元です。しかし、内容的に苦手にする子が多く、算数が苦手な子供は、6年生になって全く忘れてしまっているということもよくあります。もとにする数?比べる数?の違いが6年になってもわからない子は多くいます。

6年生では、この割合の概念に、比や分数の概念が合わさった問題ができるようにすることが理想です。

割合の基本的なことは常に復習しながら、基本が大丈夫だなと思った人は、どんどん、この複合問題に取り組みましょう。大人にとっても、なるほどと、算数の面白さに気付くことでしょう。それくらいにやりこむことが理想になります。

中学受験では、この三つの考え方を使ってさまざまな問題に取り組みます。代表的なものに仕事算などがありますが、これを見ると算数と数学の違いがよくわかります。しかし、中学受験を考えない場合、その問題に取り組むことは全く必要ありません。公立中学進学を考えていて、私立中学受験を受けないにも関わらず、有名なつるかめ算やニュートン算などの複雑な問題に塾などで取り組む人がいますが、受験を考えない場合はあまり意味がないと思います。中学以降の数学にあまり関連しないからです。

他の重要な単元は、「場合の数」

上記、分数の計算、比、速さ、割合の単元以外には、

対称な図形、角柱、円柱、比例、反比例、資料の調べ方、量の単位

などがありますが、難解な単元はなく、おそらく、基本をしっかりしておけば問題になることはない単元です。また、中学校になり似たような単元は出てきますが、小6の時点でしておくことはそんなになく、先取りもあまり意味をなさないでしょう。ただ、おうぎ形の面積の計算や、立体図形の展開図は、丁寧にしておく価値はあると思います。

また、場合の数の単元で、場合の数の数え方を苦手にする人が出てきます。例えば次のような問題です。

コインを続けて3回投げて、表と裏の出方を調べます。1回目が表のとき、表と裏の出方は、何通りありますか。

のような問題です。

これは、樹形図(中学数学の言葉)を書く練習なのですが、中学や高校の確率の単元で重要な考え方になりますので、今の内に、数え方が思いつかない人は練習しておきましょう。

小学6年の算数ポイント
中学受験を考えない場合は、中学受験独特の問題を解く必要はなし。あくまでも今後の中学数学を意識した学習を進めましょう。

 

 

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