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難しくなる5年算数、絶対押さえなければならないポイント

小学5年になると、算数のレベルは一気に上がります。中学のときに数学が嫌いになってしまう子供たちは、たいていこの学年の算数があまりわからなくなります。

今までは、計算中心で、図形にしても基本的な公式を覚えておけばよかったのですが、ここからは、考え方、概念が算数の仕上げに入ります。躓いてしまう代表的な単元に、計算では少数の割り算、文章題では単位量当たり、割合、図形では円周率が挙げられます。

5年内容で先取り学習する場合は、これらの単元を丁寧にしましょう。特に、単位量当たり、割合の概念基礎を丁寧にしておくことは、今後の算数、数学を楽にします。普段の生活でもよく使う概念ですので、早いうちからマスターしておくと良いでしょう。これらの単元については、別途記事にします。

算数を苦手にしそうな子が大切にしたいポイントは、倍数と公倍数を最低限押さえておくことです。

なぜ重要かというと、分数の通分、約分の考え方につながるからです。ここに躓いてしまうと、一生苦労します。早めに繰り返し練習しておくことが大切です。

5年算数単元別ポイント

小数の計算

掛け算、割り算の計算が出てくると、得意不得意の差が広がります。小数点を動かして計算をするのですが、親でも思い出すのに時間がかかる人が出てきます。しかし、大人は教科書を読んで、少しその気になればすぐにマスターできますので、ぜひ、子どもが躓いている場合は、丁寧にわかるまで付き合って練習をしておきましょう。

特に、割り算で苦労する子が多いです。

例えば、0.45÷0.03 を計算するとしましょう。

これを筆算ですると、答えが150になったり、1.5になったり、正解である15を出したとしても、適当に出てきた答えだったりします。

つまり、0.45の中に、0.03がいくつ入るのかという、割り算の根本的な考え方が出来ない、もしくは考えがそこまで及ばないケースが多く見られます。割り算の意味を確認しながら演習を進めることが大切になります。

余りのある計算、例えば、0.47÷0.03 を計算して、余りを求めなさいというと、

15余り2 と答える子供たちが出てきます。これは、筆算のやり方を不十分に覚えていて、余りが2になることの不自然さをわかっていないのです。(正解は、15余り0.02です)

残念ながら、成長には個人差があるため、いくら説明しても理解してもらえない場合もあります。その場合はこの単元はそこそこにして、他の重要単元に取り組みましょう。中学数学では、小数の扱いはあまり出てこなくなるからです。

公倍数と公約数そして通分約分、分数の計算

ここは、最重要単元です。

わかるまで、慣れるまでやっておきましょう。ここが出来てないと、中学になって、とんでもない数学の点数をとってきてしまいます。しかし、ほとんどの子は基本をスムーズにマスターできるはずです。何回やってもできない子は学習障害を疑いましょう。それでも、繰り返ししていると、できるようになるものです。(学習障害については他の記事で紹介しますが、あまり心配し過ぎることはありません)

図形(体積、面積、多角形など)

ここも大切な図形の基礎ですが、真面目に授業を聞いている限り、ここに躓く人は少ないはずです。

基本演習(学校の宿題など)をしっかりこなしておけば問題ないでしょう。図形で躓く人が出始めるのは次に紹介する円を習い、立体図形の展開図と組み合わさって複合問題が出だしてからです。

しかし、そのような問題は、中学受験の問題に多く、普通の公立中学が進学を考えている方はさほど気にする必要はありません。次の円の単元をしっかり学習して、中学数学に備えましょう。中学数学では、図形の証明が出てきます。そこで、図形に力を注ぐつもりで大丈夫です。

円とおうぎ形

こちらは、中学校に入り苦手にする子が多い単元です。特に、円周と面積の求め方の違いに注意して、おうぎ形の計算をたくさんしておきましょう。ただ、公立小学校では、5年生で、円周の考え方しか習いません。面積やおうぎ形については6年生で習います。(昔は一緒に習いましたが)おそらく、計算に3.14を使うため、計算が面倒になり、計算テクニックなどに習熟する必要があるからでしょう。しかし、中学では円周率にπを使うため、計算が楽になります。したがって、小学校では立式を確実にできれば大丈夫です。

おすすめは、6年生の問題集まで手に入れて、面積についてもやってしまいしょう。大差ありません。おうぎ形についても同様に基礎をやっておいたほうが良いと思います。中学受験を受ける人はこの時点では必ずしておいたほうがいいでしょう。

平均、単位量当たり、割合

ここから、文章題に難問が出てきたりします。割合嫌い!とはっきり言う子も多いです。しかし、考え方自体が難しいわけではないので、生活の中で、自然とこの概念を教えてあげたいものです。

問題集の問題にこだわらず、基本的な考え方を身に付ける努力が必要な単元です。この単元を苦手にする場合は、以下のような工夫をしてみましょう。

  • 買い物に一緒に出かけて、何割引きの表示を見つけ、大体の額でいくら安くなるかを計算させる
  • 車で出かけた際の燃費の計算(1リットル当たり何キロ走るか?目的地に行くまでかかる費用など)
  • テレビで出てくる「スマホを使う人は何%」などの情報で実際にクラスで使う人の人数計算
  • 野球の打率計算や、スポーツの勝率の計算

とにかく生活の中で、「平均、単位量当たり、割合」の考え方はよく出てきます。これらを上手く利用して、簡単な数字に変えて、興味のある分野で問題を出しましょう。問題を解けたらご褒美を上げるなどして楽しく継続できるといいですね。

このころからは、親も勉強し直したり、努力する必要があるかもしれません。

5年算数まとめと先取りしたい人へ

得意不得意がはっきりしだす高学年。勉強をさせることも難しくなってくると思いますが、頑張ればまだまだ言うことを聞いてくれる年齢です。親が率先して学習をチェックしましょう。

5年算数ポイント
苦手な人は、分数の計算と、簡単な数で割合などの概念をマスター 得意な人は文章題や図形難問をどんどん解く
算数が得意で先取り学習したい人は、中学受験を考える場合、6年生の単元基礎概念を早く終わらして、中学受験に本格的に備えていきましょう。受験を考えない人は、文章題や、円などが複合した図形問題を問題集でときながら、正負の計算や文字式の計算など、中学内容の数学にも触れても面白く感じてくれるでしょう。5年生になると、問題集によって難問もたくさん掲載されるようになります。「数検」などにも挑戦してみて、得意な人はその好奇心を伸ばしてもらいたいものです。

 

 

 

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