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割合は難しくない

小学5年生で習う割合の考え方を苦手にする子は多い。

特に苦手意識を持たない子供は、このあと算数を得意にして順調に中学数学にも取り組むことができるでしょう。しかし、苦手にする子は、今後、理科の計算にもこの考え方はよく出てきますので、理数系を苦手にしてしまいがちです。

そうなる前に、なんとかしたいのが親心ですね。

実際、割合の考え方は難しくありません。毎日の生活で、ほとんどの大人たちはこの考え方を普通に使っています。スーパーの割引はもちろん、湿度や天気予報の降水確率、野球選手の打率や勝率など、会話の中に自然と出てきます。

考え方としては難しくありません。どう教えたら子供はわかってくれるのでしょうか?

簡単な数字で3種類の計算を繰り返す

パターン1 200人の50%は何人?

小学校の算数では、(200人)のことを「もとにする数」と呼びます。そして50%は百分率といい、これを100で割った数、(0.5)を「割合」と呼びます。そして、その答えである(100人)を「比べる数」と呼びます。

つまり、この問題の答えとその式は、

(200人)×(0.5)=(100人)

となります。これがパターン1です。この計算式の感覚を掴むまで簡単な数字で繰り返します。

例えば、重さ10kgの120%の重さは?とか、1万円の30%引きは?とか、慣れるまで繰り返します。そして、それが、

パターン1
「もとにする数」 × 「割合の数」 = 「比べる数」
であることを認識させます。そして、必ず式を立てる練習をしておきましょう。

パターン2 5000円から500円を引いてくれる 何%引き?

いきなり、500➗5000を計算しなさいと言うと、戸惑う子もいるでしょう。小数が出てくる割り算は、大人でもややこしいものです。これも、暗算できるような簡単な数字で、考え方に慣れるまで楽しく練習しましょう。

500円が10集まると5000円ですから、10が10個集まると100、つまり500円は、5000円の10%と言うことになります。

これがわかりにくいようなら、5000円のうちの2500円は何%かを考えます。これなら半分だから50%だとわかります。

では、式にするとどうなる?

50%は、割合の数に直すと、0.5になるので、計算をすると0.5が出てこないといけません。

つまり、2500÷5000=0.5 と言う式を思いつけるように訓練します。繰り返しすれば、必ず思いつけるようになります。

パターン2
「比べる数」 ➗ 「もとにする数」 = 「割合の数」

パターン3 グラス水を50%コップに入れたら100mlだった、もとの水の量は?

よく言葉の意味を考えさせたら、これも「200ml」と、暗算で答えることができる子供がたくさんいるはずです。それが、大切です。その感覚を式にする練習をするのです。

ここでは、200が答えになるのですが、正解は、

100÷0.5=200

です。この式を作る感覚を繰り返し覚えます。

パターン3
「比べる数」 ÷ 「割合の数」 = 「もとにする数」

割合がわからないと言い出したら簡単な数字で

掛け算とはどういう時に使うか? 割り算とはどのような場面で使うのか? まずはその感覚をしっかり掴んでいる子どもは、上記の3パターンを簡単な数字で感覚を掴むことに慣れておくといいでしょう。慣れてきてたらだんだん数字を難しくしていきましょう。中学受験を受ける場合は、小数が難しくなり、分数と混じってややこしくなりますが、この基本的感覚をしっかり身につけておけば、できるようになる可能性があります。

この三つパターンの式を反射的に作れるようになっていない人、感覚を掴めていない人は、少し複雑になった文章題を解くことが苦痛で仕方がないはずです。

やはり、算数も基本が大切です。まずは、簡単に暗算でできる数字で感覚を掴むこと。これが、どの分野にも役立つ特効薬になります。

 

 

 

 

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